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ブドウ農家の女性が特産の魅力伝える/高梁市
「ピオーネ」に袋かけをする児童
晴れの国岡山農協びほくぶどう生産部会川上支部女性部は、小学生に対する農業体験を通じて、地元が誇る特産の魅力発信に力を入れています。7月10日には、高梁市立川上小学校3・4年生20人にブドウ「ピオーネ」の袋かけの方法を教えました。児童らは思い思いのイラストを描いた袋をブドウにかけました。
同部で会長を務める松川裕子さん(63)らが児童に作業のポイントを伝え、写真や図解を用いて中山間地が抱えるイノシシなどの鳥獣被害状況や、農家の苦労なども説明。児童は木の寿命や房数などを質問し、理解を深めました。
この取り組みは昨年から始まりました。4年生の1人は「昨年、自分たちの袋も被害があった。今年は自分がかけた袋が被害に遭ってほしくないという思いを込めた」と話しました。松川会長は「ブドウの魅力をまだ知らない子もいる。体験を通じて特産の魅力を伝え、将来の担い手へのきっかけになれば」と期待を寄せました。今後は、収穫や選果場見学を予定しています。