岡山県北部の新庄村で特産「ヒメノモチ」の田植えが始まりました。

ＪＡ晴れの国岡山新庄村ヒメノモチ生産組合の清川昭浩さん（６１）は５月９日に田植えを開始。村で最も校地にある標高約６５０㍍のほ場で、冷涼な気候を好む「ヒメノモチ」を１．７㌶で栽培します。

県下では「ヒメノモチといえば新庄村」と言われるほど高い知名度を誇ります。冷夏でうるち米が不作だった１９８０年に、「ヒメノモチ」だけが例年通りの出来だったことから、以来村をあげて栽培に取り組んでいます。

ほ場よりも暖かい地区で育苗した苗を使うため、ほかの生産者よりも早めに田植えを行い、水を温めることで苗を地区の気候に順応させ、良好な生育につなげます。「シーズン中の天候がよく推移し、収穫量増を期待したい」と話しています。