ＪＡ晴れの国岡山は今年度、直売所を拠点に食と農の新鮮な情報を発信する地元ＦＭくらしきのラジオ番組「山手直売所イマナマ情報」を新たに始めました。総社市の同直売所を旗艦店と位置づけ、旬の農産物の話題やイベント情報などを夕方の生放送で毎月１回届けます。初回は４月２０日に石我均組合長や山本日吉司常務らが出演。自己改革の柱に掲げる大型直売所構想の概略や展望を語りました。
旬の農産物の作柄や生産エピソード、出荷状況の他、「晴ればれ直行便」を通じて管内各地から集まる特産品の情報も伝えます。石我組合長は「番組を機に直売所に足を運び、地元農産物を買って食べて農業を支えてほしい」と呼びかけました。
放送は夕方５時３０分からの１５分間。夕食の支度時に車や家の中で自然と耳に届く情報発信で、共働き世帯や子育て世代など、ＪＡとの関係が希薄な人にも「国産国消」「地産地消」を広く周知します。

同直売所の利用者でパーソナリティーを務める杉本香子さんは「作り手の思いや、おいしい食べ方などに触れ、地域農業や直売所を消費者が身近に感じてもらえる番組にしたい」と力を込めます。
同直売所は、大型店舗として来年度のリニューアルオープンを目指します。県内全域の農畜産物を揃え、焼肉レストラン、カフェでは食事やスイーツが楽しめる複合施設を整備します。山本常務は「観光と交通の立地を生かし地域振興につなげたい」と語ります。