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ひと足早く夏の味を。ハウス桃出荷はじまる/勝央町
「はなよめ」を出荷する石川さん
岡山県内で唯一温室桃を栽培する、JA晴れの国岡山勝央町桃部会の石川裕之さんのハウスで4月27日、極早生品種「はなよめ」の出荷が始まりました。
「はなよめ」は小ぶりながら、上品な甘さと香りが特徴です。出荷初日は約160㌘、直径8㌢ほどに育った100個ほどを収穫し、JAの選果場で選果、箱詰めを行い、県内の市場へ出荷。翌日には県内の百貨店の店頭へ並びます。
石川さんは、13㌃のハウスで5品種を栽培。うち、3品種を出荷します。3月、4月の天候不順による温度差で品種間で生育にばらつきがありましたが、ハウス内の温度を調整し、昨年と同時期の出荷に追いつきました。
「はなよめ」は5月初旬まで、それから順次「日川白鳳」「白鳳」と続き、6月初旬まで約1.5㌧を出荷します。
石川さんは「今年は極端な冷え込みで心配したが、ふっくらとした桃に育ち安心した。一足早い夏を消費者の手元に届けたい」と話します。
同JA管内ではハウス桃の収穫が終わる6月中旬ごろから県南部の露地物の出荷が始まり、品種を替えながら長期にわたる桃のシーズンが始まります。