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蒜山でヒマワリ出荷最盛!蒜山の花がもらえるキャンペーンも

撮影日:6月29日/撮影場所:真庭市
ヒマワリの様子を見る中島さんの写真
ヒマワリの様子を見る中島さん

 真庭統括本部で、ヒマワリの出荷が最盛となっています。蒜山花卉部会の中島清一さんは、ヒマワリのほか、6種類の花を約35アールで栽培。ヒマワリ「サンリッチパイン」は6月10日ごろから出荷を始めました。

 同会では、蒜山地区の冷涼な高原の気候を利用し、23人が2.6ヘクタールで、ソリダゴやヒマワリ、リンドウなど多彩な品種を栽培しており、9割を県外へ出荷しています。

淡い黄色が可愛いサンリッチパインの写真
淡い黄色が可愛いサンリッチパイン

 県下ではコロナ禍により、冠婚葬祭、歓送迎会などの縮小や中止が影響し、花の消費が減少したことで大幅に価格が下落。花を収穫せずに廃棄するなど農家が大打撃を受けています。

 同統括本部内でも、例年なら父の日需要の高いヒマワリの作付けをやめた農家も数件ありました。蒜山地区では緊急事態宣言の解除後に出荷のピークを迎えたことで、1本あたりの販売金額が例年の7割程度に留まってはいるものの、今後の消費に不安を抱えています。

 JA晴れの国岡山では花の農家を応援しようと、オンラインショップで様々な企画を始めています。真庭統括本部では、スイートコーン「イエローダイヤモンド」を期間内に予約、購入した人を対象に、蒜山地区の花をプレゼントする企画をスタート。また、真庭市の久世地区環境衛生協議会が6月26日に市内のスーパーで行った「おかやまマイバックキャンペーン」で蒜山産のヒマワリ100本を買い物客に無料配布するなど、消費に向けた取り組みも行いました。

 中島さんは「その内売れると、コロナ禍を深刻に考えないようにしたい。ヒマワリを見ると元気が出るのでぜひ飾って欲しい。蒜山の農産物を盛り上げるために花が役に立てれば」と話しています。

花卉の写真
管内の花卉
 スイートピー、リンドウは全国的にも有数の産地です。その他にもシャクヤクやトルコキキョウ、クレマチスなど様々な種類の花卉を栽培しています。
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