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仲間のピンチ、ワンチームの精神で/岡山西青壮年部玉島北支部
園地ごとに分かれて桃の選定をする部員
岡山県倉敷市玉島地区で活動するJA晴れの国岡山岡山西青壮年部玉島北支部は、けがで作業が困難となった部員の作業を代行し、仲間のピンチを助けています。
整枝・せん定作業の大切な時期に、部員の1人が足を骨折。相談を受けた部員20人が駆け付け、通常2ヵ月かかる7園地約150㌃を1日で終わらせました。
整枝・せん定は、安定生産・品質向上と作業性を向上させ、シーズンの収量を大きく左右する重要な作業です。2月頃までに作業を済ませる必要がありましたが、同地区は丘陵地に桃畑が広がり、勾配や傾斜地も多いため、骨折した部員には作業が困難でした。
2月上旬、相談を受けた同JA岡山西広域営農経済センターが同支部に呼びかけ、部員が応援にかけつけました。毎年実施する若手向け講習会も兼ね、JA営農指導員や先輩農家に整枝・せん定の要点を聞きながら作業を進めました。
岡本和正支部長は「頼りになる仲間がいてありがたい。ワンチームの精神で結束力を強めたい」と力を込めましたた。
同支部は、桃やブドウ、梨の生産者36人が所属。積極的に研修生を受け入れ、耕作放棄地や山林を開墾して担い手に引き継ぐなど、地域農業の振興と活性化を目指して活動を続けています。