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トマト作り半世紀/阿新トマト部会
産地功労賞に輝いた歴代部会長
JA晴れの国岡山阿新トマト部会は、安全・安心でおいしいトマト作りに産地一丸で取り組み半世紀を迎えました。2月22日に新見市で記念式典を開き、生産者ら80人が生産拡大に奮起すると誓いました。
部会は1973年に生産者250人、21㌶の産地として発足。消費者ニーズに応えられる産地づくりに、関係機関と連携して研鑽を重ねてきました。食味重視の「桃太郎」系の品種を中心に品質や収量を高め合い、1993年には販売額が3億円を超えました。
養液土耕システムやマルハナバチの導入、選果場の機能向上などで安定出荷できる体制を構築。2016年には県や市、JAと連携して生産団地を造成し、新規就農者の受け皿を整えました。施設のリース貸し出しで就農時の初期投資の負担を軽減。造成地を利用して4人が独立しました。
2022年は生産者40人が480㌃で栽培。出荷量392㌧、1㌔あたり358円で、共に前年を大きく上回りました。全体の販売金額は前年比24㌫増の1億4033万円と巻き返しました。
式典では表彰や感謝状を贈り、生産者25人、市場3社、JA役員の産地振興の功績を称えました。頑張ろうコールで気勢を上げ、今年度の販売額1億6500万円の目標達成に意思結集しました。
橋本澄男部会長は「これまで以上に新規就農者の獲得と生産拡大を進め、安全安心でおいしいトマトを消費者に届け、農家所得の増大に取り組む」と力を込めました。