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5年後へ向け決意/第12回全国和牛能力共進会岡山県出品対策協議会
あいさつする新見高校の生徒
岡山県や全農岡山県本部などで構成する第12回全国和牛能力共進会岡山県出品対策協議会は12月下旬、昨年10月に鹿児島県で行われた全国和牛共進会(鹿児島全共)の報告会を兼ねた祝賀会を津山市で開き、5年後の北海道大会への決意を新たにしました。
鹿児島全共では「つなげ伝統 きざめ歴史 我が県の誇り 岡山和牛」をスローガンに、JA晴れの国岡山から種牛の部に21頭、肉牛の部に7頭を選抜。前回大会の翌年、種牛・肉牛ともに対策方針を決定し、候補牛作出のため、今年7月の選抜会までに様々な取り組みを行ってきました。優等賞入賞は44%に留まったものの、担い手対策として新設された特別区で県立新見高校が優等賞4席に入賞するなど、次につながる大会となりました。
祝賀会では、出品者を代表して津山市の大﨏毅さんが「次回の北海道大会に向け、畜産業を成長させて後継者の育成に努め、全頭優等賞をめざしましょう」と述べました。
県は次回大会に向け、出品対策協議会を立ち上げ、地域の出品対策協議会や和牛改良組合からの意見を吸い上げ、全県での取り組み拡大や、岡山系種雄牛の利用促進、種牛の候補牛の確保・増頭などの対策を行っていきます。
奈義町から脂肪の質などを審査する第7区に出品した花房芳視さんは「肉牛については審査基準の配点が大きくなった歩留りやオレイン酸比率を次回の大会に生かしていきたい。若い世代に自分が持っている技術を伝えていきたい」と話しました。
全共出品牛の全てを輩出したJA晴れの国岡山の営農部では「地区の垣根をなくし、JA全体で5年後に向け、候補牛、育種牛の輩出に向けて関係機関と取り組んでいきたい」と話しています。