倉敷市船穂町地区で、ＪＡ晴れの国岡山船穂町花き部会の１５戸が約４㌶で栽培する特産「船穂スイートピー」が最盛期を迎えています。ＪＡは２０１１年に日本記念日協会に認定された１月２７日の「船穂スイートピー記念日」に合わせて、県内各地でＰＲ活動を展開。ＪＡ直行便による花の直接販売を管内直売所で始めるなど、地域一体となってブランド確立と消費拡大を目指します。
ＪＡと倉敷市は１月２２日までの３日間、ＪＲ倉敷駅で共催イベントを開きました。県内９つの生花店が制作した、色鮮やかなアレンジメント１８点を改札前に展示。駅利用者は「多彩なスイートピーに驚いた。華やかな雰囲気で気持ちも明るくなった」と足を止めて見入っていました。

気に入ったアレンジメントがあれば、同じものを生花店に注文し購入できるコラボ企画として実施。参加する生花店は「船穂スイートピーは花持ち・品質がよく、お客さまへ自信をもっておすすめできる」と太鼓判を押します。また期間中、同駅に隣接するショッピングモール「アリオ倉敷」で開かれた岡山県花き共進会の入賞展示会では、投票企画のプレゼントに使用されるなど、行政などと連携した消費拡大策で、花を生活に取り入れる需要喚起を図るとともに、多くの消費者に向けて船穂町産スイートピーの知名度向上を図ります。
ＪＡは抽選で３０人にスイートピーが当たるキャンペーンも展開。２月６日まで、はがきやホームぺージの専用応募フォームから応募を受け付けます。前年度は全国から約２２５０件の応募があり、県内外に向けた認知度向上と消費拡大につなげます。
同部会の北村明成部会長は「産地として高品質なものを安定出荷していく。多くの皆さんに魅力を知ってもらいたい」と話しました。
４月上旬まで東京、大阪市場を中心に約１，０００万本の出荷を見込み、船穂直売所や山手直売所など管内直売所とオンラインショップで販売します。

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