家庭菜園
野菜 広報誌「晴ればれ」2023年2月号掲載
結球レタス サラダ野菜の王様
酸性土壌に弱いため、畑は早めに石灰を施し、よく耕しておきます。やや冷涼な気候でよく育ち、栽培適温は18〜23度。暑さに弱いため、一般的な作型は夏まき冬どりです。
蒜山総合センター
長綱 宏明
長綱 宏明
栽培スケジュール
1.苗づくり
小型ポットでは5~6粒の種をまき、本葉2~3枚までに1本に間引き、本葉4~5枚まで育てる。発芽まではかん水を十分行い、まき床を新聞紙で覆うなど、土の乾燥を防ぐ。
いい苗をつくる一番のポイントは水分管理。弱い苗のまま成長させないためにも、「夕方には培土表面が乾く」程度にかん水を行う。また、トレイは地面から浮かせて置き、余分な水分を早く排水できるようにする。トレイ育苗では、特に若い苗の時に植えるようにする。植える時期を過ぎた苗は活着が遅れ、収量や品質に影響を及ぼすので植えないようにする。
2.畑の準備
植え付けの2週間前までに苦土石灰を散布してよく耕しておく。
1㎡あたりの量
苦土石灰
100g
100g
次に植え付け1週間前までに化成肥料、堆肥を施し、20㎝ぐらいの深さによく耕す。
幅90㎝の栽培床を作り、平らにならす。
1㎡あたりの量
(1)
野菜の肥料
150g
野菜の肥料
150g
堆肥
2㎏
2㎏
ソラからのアドバイス
湿害に弱いので、排水が悪い所では高うねにしよう!
3.植え付け
栽培床を平らにし、黒色ポリフィルムマルチを張る。
本葉4~5枚の苗を条間30㎝の3条、株間30㎝に植え付ける。
サンからのアドバイス
セルトレイで育てた苗は小さいので、深植えにならないように植えよう。
セルトレイで育てた苗は小さいので、深植えにならないように植えよう。
4.追肥
結球し始めた頃に株間のマルチに指で穴を開け、化成肥料をまき、薄く土を掛けておく。
1㎡あたりの量
(2)
化成肥料14-14-14
90g
化成肥料14-14-14
90g
5.収穫
葉が巻き、球を押してみるとやや弾力がある頃がおいしい。切り口から白い乳液が出るので、布などで拭き取る。
(1)JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の肥料
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料 14-14-14
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
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