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真っ赤に色づいた「おいCベリー」最盛期/西窪田いちご組合
ヘタの近くまで色づいた「おいCベリー」
「フルーツ王国おかやま」の冬を彩るイチゴの出荷が、岡山県赤磐市赤坂地域で進んでいます。同地域の西窪田いちご組合は土耕栽培にこだわり、うま味のある濃いイチゴを栽培。午前中に収穫したイチゴが午後には地元の直売所に並びます。
ヘタの近くまで赤く色づいた完全着色で出荷。とれたての一番おいしい状態を味わえるため、購入者から「ここのイチゴは格別。新鮮でおいしいので毎年食べるのが楽しみ」と好評です。
主要品種は、甘さと酸味のバランスがよく、ビタミンCが豊富な「おいCベリー」。果肉が硬めで、食感を楽しめると同時に輸送に向いている品種です。
温暖で穏やかな気候の同地域は、古くから果樹や野菜の栽培が盛ん。イチゴは1969年頃から盛んに作られるようになりました。栽培は露地から次第にハウスに移行し、冬でも収穫が可能になるなど、進歩を重ねてきました。
ただ近年は高齢化により生産者が減少。現在では4人が約43㌃を栽培するのみとなりました。一方で若手も参入し、産地の活性化に期待がかかります。同組合の内藤厚組合長は「若手の参入は励みになる。小さな産地だが誠実な栽培を続けたい」と話します。
出荷は6月上・中頃まで続きます。