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「あぐりにこにこスクール」で地域と交流/真庭統括本部
子どもたちとサツマイモを収穫する薬師寺さん(左)
JA晴れの国岡山真庭統括本部が開いている「あぐりにこにこスクール」では、“おじいちゃん世代”で地域を元気にしようと立ち上げた「おちあいSDGsくらぶ」と協力し、地域と交流することで一歩上の活動を始めます。10月29日には初めて一緒にサツマイモを収穫しました。来年度から本格的に活動し、小学生だけでなく幅広い世代に関わり、地元の大切さをアピールしていきます。
同くらぶは「持続可能な開発目標(SDGs)」の4番目の目標「質の高い教育をみんなに」につながる「持続可能な開発のための教育(ESD)」の理念を元に、子供たちに様々なことを伝えていこうと今年9月に立ち上げました。メンバーは市職員やJA同スクール担当者、大規模農家や、市議会議員、元教育関係者などさまざまです。副部長は旧JAまにわで代表理事組合長を務めた薬師寺眞人さん。薬師寺さんからの提案で、県下に先駆けて食と農、命の大切さを16年間伝えてきたJAのあぐりにこにこスクールと一緒に活動を行うこととなりました。
中山間地域で地域振興の中心となる「農業」を基軸に、メンバーが各自の経験や地元の良さを伝え、将来1人でも多く地域に戻ってきてもらうことを目指します。
29日には子供たちが農業に興味をもつよう、ドローンや草刈り機などスマート農業のデモンストレーションも行いました。
薬師寺さんは「食糧危機や戦争などの不安の中、国産国消を目指すにはやはり地域での農産物の拡大に努めていく必要がある。私たちの世代が若い人に伝え、訴えていきたい」と話します。