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高校生カフェで地域を元気に/高梁城南高校
「ピオーネサンデー」など高梁の食材を使ったメニューをPRする生徒
岡山県高梁市にある県立高梁城南高等学校が運営する「JonaCafe(ジョナカフェ)」が、地域創生への新たな足掛かりとして注目を集めています。市内スーパーの一角に12席を設置。月2階の平日と、期間限定で土日にオープン。高校生の発送が随所に表れた店の雰囲気やメニューが好評で土日には開店と同時に満席になる人気ぶりです。
カフェは3学科で「和風モダン」をイメージ。電気科が配線、デザイン科が内装、環境科学科がメニュー開発などを分業。伝統的な「吹屋ベンガラ」でのれんや食器を作るなど、地域の特色も盛り込みました。
メニューは「地産地消」を意識。生徒が育てた食用花も彩りを添えます。2020年4月の開店当初から、JA晴れの国岡山びほく統括本部も活動に賛同。特産の提供を通じて後押しします。今季はピオーネ「天空の実り」、「高梁茶゛(たかはしぢゃ)」を提供。「ピオーネサンデー」「黒みつ高梁ほうじ茶ミルクフロート」に使われています。
「ピオーネサンデー」を食べた30代女性は「まるごとや切ったものが入っていて飽きない」と喜んでいました。
店頭に立つ環境科学科の生徒は「カフェを通じてコミュニケーション能力を高め、特産や地元の魅力を自分たちのやり方で発信したい」と力を込めました。
カフェ運営には、県の高等学校魅力化推進事業(リージョナルモデル)を活用。同校は「地域と関わることで学びの幅も広がる。運営を通じて生産者などの思いも感じ取り、地域草勢に携わる人材育成につなげたい」と話します。