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観光列車で「高梁茶゛」をPR/びほくお茶部会
乗客に「高梁茶゛」を配ってPRする藤田部会長(中)
JA晴れの国岡山びほくお茶部会は9月24日までの2日間、JR西日本が運行する観光列車「「WEST EXPRESS銀河」で、「高梁茶゛(たかはしぢゃ)」のPR活動を展開しました。岡山デスティネーションキャンペーン特別運転第3弾の一環で、高梁の旧吹屋小学校や備中松山城、蒜山高原などを訪れる県内外観光客向けに販売促進を図りました。
「高梁茶゛」は、中山間地特有の昼夜の寒暖差と、霧のかかる茶畑で丹精こめて育てられ、江戸時代から栽培が続く歴史ある茶です。適度な渋みとまろやかな甘味で高い評判があります。
一方で、知名度不足や新型コロナウィルス禍による需要減少が課題で、ブランド確立に向けて行政などと協力してマーケティング戦略を実施。2020年度からブランド名を付け、統一した販促資材で展開してきました。
今回は、県の産地応援事業で観光列車を活用。JR岡山駅から備中高梁駅までの46分間で、同部会の藤田泉部会長が産地概要や特徴を車内で放送。幻想的な雲海と備中松山城の猫城主「さんじゅーろー」が描かれた煎茶、ほうじ茶、玄米茶のティーバックが各1包入ったミニセットを乗客へ配布しました。フリースペースの車両に設けた試飲コーナーでは、生産者がいれたての茶を提供しました。
乗客は「観光だけでなく特産が車内で味わえると楽しみが倍増する」と笑顔を見せました。藤田部会長も「消費者の反応を知ることができた。今後の販売戦略・消費拡大につなげていきたい」と手応えをかんじていました。