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世界が認める「星空保護区」に新名物「美星満天豚」誕生/井原市
世界が認める夜空の美しさ「星空保護区」を生かし豚肉をブランド化へ―。
JA晴れの国岡山は、井原市の美星町観光協会と「観光×グルメ」による地域活性化を目指します。「豚に願いを!旨いがかなう肉」をコンセプトに観光資源と、豚肉との相乗効果を狙います。
天体観察の好適地として有名な井原市美星町。星空を観光資源として地域づくりに力を入れています。町内は養豚も盛んで、町内にあるJA施設で加工した精肉やハム・ソーセージなどを「美星満天豚(びせいまんてんぶた)」と新たなに命名しました。満天の星空と自然豊かな場所で育てられたことを連想できるように名付け、今年商標を取得。販売店舗は認証店としてブランド価値を高めます。さらなる知名度向上に向けて、観光協会と連携しPRを進めます。販売する管内店舗では観光パンフレットも配布するなど、新たな手法で観光誘致にも協力。地域の観光支援と活性化に貢献していきます。
JAの輸送トラックも満点の星空模様をラッピング。包装やポスターなど販促資材もそのイメージを活用してブランド化を図ります。
11月23日には関係者ら30人がJA自家加工施設前にある直売所「星の郷青空市」でブランド名とラッピングトラックを披露しました。美星満点豚の新たなブランド化に向けて開発を進めてきた黒豚コロッケや串焼き、極厚豚テキやハム、ソーセージを販売しました。
JAの山本日吉司常務は「観光客や訪日外国人(インバウンド)需要をつかむために観光とグルメは必要不可欠。双方の強みを生かしたブランディングだ」と力を込めました。
同日から12月11日まで、同直売所敷地内にあるお食事処でコラボメニュー「美星満天豚満点定食」を、1日10食限定(1400円)で提供。自慢の黒豚ハンバーグ、トンテキ、ハム・ソーセージに豚汁を添え「美星満天豚」がすべてワンプレートで味わえます。