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冬の白桃「冬桃がたり」贈答に期待/吉備路出荷組合
「冬桃がたり」を紹介する板敷組合長
JA晴れの国岡山吉備路もも出荷組合は、6月中旬から12月上旬までの間に15品種の桃を長期出荷し、所得安定や労力分散を図っています。現在は高糖度で日持ちが良い「冬桃がたり」を出荷。シーズン最後に高品質な桃を出荷し、クリスマスや歳暮の贈答需要の取り込みと、来季の販売につなげます。
「冬桃がたり」は同出荷組合員100戸のうち45戸が1.7㌶で生産する極晩生品種の白桃。樹上で4月から11月までの8か月間ゆっくり生育するため、台風や鳥獣被害に遭うリスクは高いものの、希少性や日持ちの良さから市場から強い引き合いがあります。21年産は「清水白桃」の約3倍の価格で取引されました。家庭向けのパック入りをJA山手直売所でも販売します。
同組合の板敷隆史組合長は「一部台風の被害があったが作柄は上々。労力分散と安定収入につながる品種なので増産して需要に応えたい」と力を込めます。
県内や東京、大阪市場に、昨年実績の8.8トンを上回る10㌧の出荷を見込んでいます。