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黒系品種強い引き 主軸の「ピオーネ」販売好調
びほくのピオーネ「天空の実り」を収穫する藤井部会長
びほくぶどう生産部会は、全国屈指の産地である「ピオーネ」の栽培面積を維持し、112.2haで栽培しています。販売は好調で、「ピオーネ」を主軸として約40年間で産地が築いた信頼を守ります。昨年度、ブドウ全体の販売実績が過去最高を記録。本年度の販売目標は、昨年度実績に3,000万円上乗せした18億6,000万円(うち「ピオーネ」が70%)としています。好調な背景には、全国的な「シャインマスカット」への改植と黒系ブドウの栽培面積縮小に伴う、引き合いの強まりなどがあります。市場からも「今後も黒系の需要は高いので面積を維持してほしい」との要望が強まっています。
ブランド「天空の実り®︎」「美王®︎」が市場に浸透して以降、全体の栽培技術の底上げに向け、篤農家の技術をマニュアル化し、講習会で伝えるなどの対策を講じています。
藤井功雄部会長は「産地の歴史と、匠の技術とも称される先人から受け継いだ技術への誇りと自負を糧に、形がよく、おいしいピオーネを届け、産地の底力を見せたい」と収穫に精を出します。