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2つの拠点でブドウ栽培/真庭市

 

ブドウの仕上がりを確認する加藤さん

真庭市ではハウスブドウの出荷が7月初旬からスタートしています。

県特産のハウスブドウ「ピオーネ」「シャインマスカット」を出荷する加藤実さんは、JA晴れの国岡山真庭統括本部と津山統括本部の美咲町と、2つの統括本部の2市町でブドウを栽培しています。各統括本部で生産組合にも所属し、豊富な情報を共有して経営に生かします。
美咲町出身の妻、鈴子さんの両親のブドウ栽培の手伝いを経て、地元の真庭市にハウスを建てて新植しました。さらに棚田で有名な同町塀和地区で離農者のブドウ園を引き受けました。同市では別の園も受け継ぎ、加温18㌃、無加温20㌃、露地50㌃を、同町で無加温8㌃、露地30㌃を抱えるまでになりました。同市と同町の移動は車で約50分。夫婦2人でほぼ管理しますが、標高が高い同町は気温が低く、同市の畑と作業時期がずれ、順番に手入れできのが大きな利点です。
ブドウは、収穫した各選果場へ出荷。各統括本部で生産組合に所属することで、たくさんの人と知り合ってコミュニティが広がった。加温栽培が多い津山統括本部の産地を参考に、ハウスで経営を計画。燃油経費はかかるが単価高で出荷できるハウス栽培を経営の柱にする。新植した園地は出荷できるようになるまで時間がかかるが、引き受けた園地で栽培することで、産地の維持にもつなげる。
「農業は自分の頑張った分だけ成果につながるのが楽しい」と、秀品率を上げるのが当面の目標です。

 

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