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白桃売り上げ5割増。大型直売所構想への大きな試金石に

客足が途絶えることなく好調だった「白桃市場」

JA晴れの国岡山が直行便事業で展開した「白桃市場」が好調で、直売所と特産白桃の売り上げが大幅に伸びました。管内に29ある直売所のうち、拠点となる総社市の山手直売所では、白桃市場開設中の売り上げと来店客数が前年を大きく上回りました。
今季は「白桃愛が止まらない!!」のキャッチフレーズで、7月11日から8月11日までの1ヵ月間、同直売所を拠点に同市場を展開しました。昨年は直行便を活用しながらも店内販売だけでしたが、今季は巨大テントを設置し、連日最寄りの選果場からピストン輸送して販売しました。最盛期には他の選果場からも輸送して多い時は1日5回も輸送。可能な限り欠品をなくし、JA直売所に行けば新鮮でおいしい白桃がいつでも手に入るというイメージ定着を担いました。

ユニークな売り場づくりにも力を入れ、桃太郎に扮したJAキャラクターを天面に配した巨大テント、ライオンのミストファンや新商品アイス「じぇいえいらーと」のパネルクイズなど、子どもたちも楽しめる売り場づくりも行いました。
直行便で白桃の売上は市場開設期間中、前年比54%増、最盛期には家庭用2㌔箱が単日で1000箱以上売れる盛況ぶり。「おかやま夢白桃」「白麗」など晩生品種が主に出回る8月期間中の売上は同190%と増となりました。
JA営農担当の山本日吉司常務は「直行便事業を通じ、特産白桃を通じて消費者・生産者に還元でき、大型直売所開設への試金石となった。多様な品目に浸透させ、広域JAの魅力を発揮したい」と力を込めます。

 

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