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特産タケノコ使って復興支援「真備の竹炭バームクーヘン」開発
JA晴れの国岡山は2018年7月の西日本豪雨で甚大なる被害を受けた倉敷市真備町の復興支援として、特産「真備のタケノコ」の竹炭を活用した「真備の竹炭バームクーヘン」を開発しました。
プレーン生地に真備産竹炭を混ぜてしっとりとした上品な滑らかさに加え、竹炭のシャリシャリとした食感を実現。4年前に被災した7月7日まで限定販売します。
バウムクーヘンは直径約14㌢、高さ4㌢で、通常価格1ホール1850円。先行開発した「白桃バームクーヘン」と同じ、岡山市のバウムクーヘン専門店オリジンと共同開発しました。小麦粉や米粉、カルピス岡山工場製の発酵バターなど原材料はすべて県産を使用しています。プレーン生地に約1㌢の竹炭生地を重ねました。プレーンと竹炭が絶妙に混じり合、ほかでは味わえない逸品に仕上がりました。
プレーン生地の黄色と竹炭の黒色が見た目にも美しいコントラストを演出し、他製品との差別化にもつなげます。「HAREBAREタケノコ」の焼印も入り、将来的に「白桃バームクーヘン」同様シリーズ化とブランド展開を見込んでいます。
6月25日には同店と共同で、倉敷市で開かれた復興支援イベント「くらしき真備げんきマルシェ」に出店。買いやすさを重視し、カットした「真備の竹炭バームクーヘン」2個と、真備のタケノコの水煮を合わせた「真備復興支援セット(1300円相当)」を、復興支援価格800円で限定販売しました。特Aを6年連続獲得した里海米「きぬむすめ」の試供品も配り、「真備のタケノコご飯」を家で楽しめる企画としました。
同市では高台にある竹林は豪雨災害を免れましたが、避難生活を続けながら出荷する生産者も多くいました。復興に向けて同社と当JAは、売り上げの一部を倉敷市西日本豪雨災害義援金として寄付し、復興を支援する考えです。
JAでは「地域密着型組織として食と農を通じて復興支援・農家所得の向上、地域活性化に寄与したい」と力を込めます。