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ナス出荷始まる 新規就農者も産地拡大に一役
ナスを収穫する赤岩さん
JA晴れの国岡山真庭統括本部で夏秋ナスの出荷が始まりました。同統括本部では、41戸が15.3㌶で筑陽を、有機栽培で10戸が1㌶で千両を栽培しています。7月1日から選果場が稼働し、生産者が収穫したナスを出荷。等級ごとに分け、筑陽は岡山と鳥取の市場へ、千両は大阪と契約出荷先のコープこうべへ出荷しています。今年は降雨が少なく、6月14日に行った現地栽培講習会で防除などを確認しました。
同統括本部は、50年以上続く夏秋ナスの産地。合併前の2019年に選果場を新設。昼までかかっていた選果の手間が省け、「手入れに専念できる」「面積が増やせる」と生産者から好評で、今年度は新規栽培者が4人増えるなど、産地の拡大に一役かっています。
同市落合地区で昨年10月に就農し、今年初めて8㌃で筑陽400本を栽培する赤岩優さん(29)は、7月初旬から出荷を開始。近隣の畑でナスを栽培する先輩生産者からアドバイスを受けるなど試行錯誤しながら初出荷にこぎつけました。「自分のペースで考え、作業できることにやりがいを感じる。年々いいものが出せるよう、少しずつ勉強して秀品を出荷したい。選果場を利用し、部会目標の10㌃あたり9トンが達成できるよう頑張りたい」と前を向きます。