新見統括本部が農産物直売所「ふれあい市場」の出荷会員養成のために開く講座が好評です。

　小規模でも工夫次第で所得アップにつながる出荷のノウハウや栽培技術などをベテラン農家が指南します。

　「野菜作りに興味があっても栽培や販売に自信がない」「経験はないけれど野菜の直売を始めたい」といった農家の要望に応えます。

　５年目の今年は５月より第１回目の講座を開講しました。１０日に開いた２回目の講座には、６人が参加し、キュウリ、トウモロコシ、ナス、ピーマン、トマトなどの栽培のポイントについて「ふれあい市場」の出荷会員の藤澤清さん（７２）から指導を受けました。

　自家用農産物を家庭菜園で栽培する小規模農家が多く、技術を学べる講座への期待の高さがうかがえます。

　藤澤さんは「地域資源の活用、品種選びや栽培体系など教科書には載っていない技術や知恵を身につけてほしい」と力を込めます。

　参加した女性は「いつも途切れなく畑に野菜がある栽培体系に驚いた。直売は自分の好きなスタイルで取り組めるので興味があった」と話しました。

　講座は、秋まで６回を計画し、苗の植え付けや肥培管理、収穫、荷作りなどを無料で受講でき、管内在住ならだれでも参加できます。