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田植えお疲れさま 棚田の絶景を楽しんで 空から撮影し動画公開
公式YouTubeチャンネルで公開している動画
広報誌では棚田の写真とともに米作りを紹介しています。
(撮影=岡山県美咲町)
広報誌では棚田の写真とともに米作りを紹介しています。
(撮影=岡山県美咲町)
岡山県のJA晴れの国岡山は、新型コロナウイルスによる社会不安が広がる中、田植えの疲れを癒して一息ついてもらおうと、棚田の風景を空から撮影した動画をユーチューブで配信を始めました。4月1日に県内8のJAが合併し、中国山地から瀬戸内島しょう部まで広域となり、米の銘柄や風味、気候風土も多種多様となりました。一滴の水をたくわえて育む県産米の魅力を空から伝え、やすらぎと元気を届けます。
新型コロナウイルスの渦中も、農家は安全安心な農畜産物を安定して届けるために丹精しています。4月下旬から県北で田植えが始まり、6月中旬には県南の水田で最盛期を迎えました。食味で最高ランクの「特A」を4年連続で取得した「きぬむすめ」をはじめ、「コシヒカリ」「あきたこまち」「アケボノ」「雄町」、瀬戸内海のカキ殻を肥料として施用した環境にやさしい米「里海米」などが揃い、これから秋の収穫に向けて肥培管理が進みます。
動画は、県中北部の久米郡美咲町の大垪和西地区で5月下旬にドローン(無人航空機)で撮影しました。日本棚田百選の一つで、約800枚の水田がすり鉢状に広がる名所です。新緑がまぶしい山々に囲まれた細長や楕円形の田んぼが段々と連なる絶景を空から捉え、水面に空と山が映り込み、早苗が薫風に揺れるシーンなどを約2分に編集しました。
広報誌には写真を見開きで掲載。特色ある米作りを営む生産者や組織も紹介しました。スマートフォンで二次元コードを読み取り、同JA公式YouTubeチャンネルで動画を楽しめます。
広報担当部署は「管内各地の米作りを知ってもらうことで合併の一体感を醸成して生産意欲を高め、コロナによる閉塞感を打開したい」としています。