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蒜山高原に初夏の訪れ。ひるぜん大根出荷始まる/真庭市
ひるぜん大根を収穫する井藤部会長
蒜山高原に初夏の訪れを告げる「ひるぜん大根」の出荷が本格スタートしました。
同地区は岡山県一の大根産地で、9戸が14㌶で栽培。火山灰を含む「黒ボコ」と冷涼な高原気候の中で育ったダイコンは、真っ白できれいな肌が特徴で、苦みが少なくみずみずしく仕上がります。シーズンを待ちわびているファンも多く、観光地「蒜山」を代表する特産物です。
6月6日には選果場で出荷式を開き、関係者がシーズン中の安全と高値販売を祈願しました。
式当日にはJA晴れの国岡山蒜山大根部会協議会の生産者が、早朝から収穫した6.4㌧を持ち込み、選果員が水洗いや葉切りを経て6等級に選別する作業を行いました。品質保持のため真空予冷装置で冷却し、収穫の次の日にはスーパーの店頭などに並びます。
今シーズンは積雪が多く、種まきの遅れを心配したものの、気温の上昇で例年通り3月中旬からスタート。下旬からの天候不良で播種作業ができず、生育期の5月に入ってから降雨が少なかったことで、例年より5日ほど遅い本格スタートとなりました。5日からの降雨で生育が進み、一気に出荷が増える見込みです。
井藤文仁部会長は、「例年通り、甘くてみずみずしく美味しく仕上がった。自然豊かな蒜山高原を思い浮かべながら初夏の特産を味わって欲しい」と話します。
7月いっぱいをピークに、寒締め栽培など付加価値を付けて栽培する「蒜山こだわり大根」の11月下旬まで岡山、大阪、鳥取の市場へ700㌧出荷し、8,000万円の販売額を目指します。
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