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白小豆・ササゲ栽培呼びかけ/真庭市
ササゲの種をまく木村組合長と妻に千代子さん
JA晴れの国岡山真庭統括本部管内の久世支店では、白小豆、ササゲの栽培拡大に乗り出しました。作業効率が良く、専用の機械が不要で、軽作業のため高齢者にも作りやすいことなどセールスポイントを挙げて栽培を呼び掛けます。新型コロナウイルスや米の消費の落ち込みなどを受け、水稲からの転換作物としても勧める。
約50年前から転作作物として真庭市久世地区で栽培されていた白小豆。2000年に久世白小豆生産組合を設立し、2003年に実需者の要望でササゲの栽培を始めました。
現在同組合では白小豆26戸、ササゲ16戸が栽培。白小豆は京都の高級和菓子屋へ契約出荷。赤飯の材料とて人気の高いササゲは関東へ出荷しています。生産量が減り、天候不順でダメージを受けた2021年産は、生産量・販売高が5年前と比べ3割を下回りました。
組合設立から22年が経過。販売先の米穀販売店から要望の大きいササゲを中心に、生産者の拡大を図ります。今年度は産地情報の一新に、生産者ごとに面積や出荷目標数量などを把握するアンケートを実施。アブラムシなどの対策として種子殺虫剤を試験栽培するなど、関係機関と協力し、品質向上と農家所得の向上に努めます。毎月発行の統括本部だよりなども活用し、生産者の確保につなげていきます。
17㌃でササゲを栽培する同組合の木村隆一郎組合長は「ササゲは病害虫に気を付けることで品質がよくなり負担が少ない。高齢者にも作りやすいので、生産者を増やしたい」と話します。
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