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「きぬむすめ」7年連続特A取得へ/つやまきぬむすめ生産振興協議会

今年の生産に奮起する生産者ら

JA晴れの国岡山のつやまきぬむすめ生産振興協議会は、4月12日、津山市で生産振興大会を開きました。津山地域全体で作付け1,000㌶を達成し、日本穀物検定協会の食味ランキングで6年連続の特Aを取得した「きぬむすめ」。大会では食味共進会で優秀な成績を上げた中力敏之さんら3人を表彰するなど、2022年産での特A取得へ意欲を高めました。

食味の指針としてタンパク質含有量7・0㌫以下、食味値80点以上、1等米比率90㌫以上を掲げ、関係機関と一体で「きぬむすめ708090作戦」に取り組みます。

簡易食味計や穀粒判別機の導入、栽培技術指針の作成に加え、21年産米は技術情報を生産者に伝える「きぬむすめ通信」を発行。新型コロナウイルス下でも肥培管理の励行を呼び掛けました。出穂期以降の日照不足などの影響も懸念しましたが、1等米比率83.5㌫、食味の平均で81.7点を確保しました。
大会では持続可能な米作りの実現への方向性も確認。かき殻を資材に使う「里海米」の生産拡大を進め、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献します。新たにプラスチック被覆肥料の代替技術に取り組み、実証圃も設置します。
植本幸男会長は「資材値上げや米価下落が生産意欲の減退にならないよう、おいしい米を作っていこう」と呼びかけました。

 

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