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水稲種まきスタート/真庭市
「コシヒカリ」のもみをまくスタッフ
水稲の栽培シーズンを迎え、JA晴れの国岡山管内で順次播種作業が始まっています。
真庭市の最北部、蒜山育苗センターでは、4月5日から播種作業が始まりました。同センターでは、蒜山地区と新庄村の一部の「あきたこまち」「コシヒカリ」などの育苗を一手に請け負い、計4回の作業で育苗箱1万5,200枚の播種を行います。約1カ月かけて育苗し、ゴールデンウィーク中の5月初旬から農家へ届けます。真庭統括本部管内では、カキ殻を散布して栽培するJAグループ岡山のブランド米「里海米」への取り組みが旺盛で、2021年産は県下トップの1万2,307俵の出荷がありました。蒜山地区では産地の生き残りのために、2020年に里海米生産振興協議会を立ち上げ、人気品種「あきたこまち」「コシヒカリ」を里海米として出荷。同市のプライベートブランド「真庭里海米蒜山産あきたこまち」としても販売されており、観光文化発信拠点施設「GREENable HIRUZEN(グリーナブル蒜山)」などで取り扱われています。
中食や酒造用に用いられるアキヒカリは、他に大きな産地がないため、良質な籾種の確保のために、毎年役員が採種用のほ場で手植えで田植えを行っています。22年産から一部を里海米としての出荷を計画するなど、今シーズンも「売れる米作り」を強化していきます。