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エンダイブ地元で消費拡大へ/山陽エンダイブ部会
高級野菜として知られているエンダイブを生産するJA晴れの国岡山山陽エンダイブ部会は、新型コロナウィルス禍で業務需要が落ち込む中、地元での消費拡大と販売強化に乗り出しました。
第1弾として12月23日から岡山市のレストランで、クリスマスにちなんだ特別メニューを用意。25日まで1日15食限定で提供します。
エンダイブは用途が業務筋に限られ、2021産単価はコロナ前の19年産に比べ4割以上下がりました。
部会は生産抑制、市場へ販促などを講じましたが、地元出荷に目を向けることが価格の底支えに重要と判断。地元出荷で輸送費は、1箱(3㌔)当たり275円圧縮できる上、鮮度の高い状態で消費者に届けられます。
特別メニューは「Xmasエンダイブ森林どりのトマトチーズステーキ」(1639円)として、JR駅構内のみのるダイニングさんすて岡山で提供します。ステーキにはグリルしたエンダイブを添え、スープはバターと県産ピーチポークでソテーしたエンダイブをじっくり煮込んだブイヨンベースで、内側の柔らかい部分とレタスを合わせてサラダにしました。
管理栄養士を目指す中国学園大学(岡山市)の学生が協力し、家庭で気軽に食べれるレシピも考案。特別メニューを注文した客には、エンダイブ1玉と学生考案の6品を掲載したレシピ集を贈ります。試食会に参加した岡山丸果の坪井克己社長は「産地がPRすることで地元市場での引き合いを強め、販売もスムーズになる」と期待。藤原芳雄部会長は「地元の人に知ってもらえる絶好のチャンス。県内での消費拡大の機運を高め、産地を盛り上げたい」と力を込めまする。
またJAでは合併の強みを生かして新見市の「焼肉千屋牛」でサラダとして提供するほか、直行便事業を活用して管内直売所で販売。広報誌やインスタグラムでPRも強化し、産地の地産地消活動を後押しします。
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