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5年連続食味ランキング特A目指せ!「きぬむすめ」田植え最盛
田植えの様子
撮影日:2020年6月3日/撮影場所:鏡野町
JA晴れの国岡山では県北から中部地域にかけ、田植えが最盛となっています。
津山統括本部の農事組合法人、原営農組合では主食用のきぬむすめ約4ヘクタールと、種子出荷用約2.5ヘクタールを栽培。6月3日には、組合員9人が協力して田植えを行いました。
岡山県産きぬむすめは、日本穀物協会の米食味ランキングで4年連続Aを取得。同JAでは、津山市、真庭市、美咲町、赤磐市などで栽培に力を入れています。中食や外食での消費も伸びを見せ、市場評価も年々上がっています。3月にJR岡山駅にオープンした全農直営のレストラン「みのるダイニング」でも提供し、認知度向上と消費拡大へつなげます。
津山地域全体では昨シーズン950ヘクタールで栽培しており、早生種との組み合わせがしやすいこと、倒伏しにくく作りやすいこと、食味が良いことで少しずつ作付けが増えています。特に温暖化の影響を受け、心白や乳白など高温障害を受けやすいあきたこまちからの転換が増えています。原営農組合でも10年前の作付けの10倍以上に面積が増えました。今年度はさらなる食味向上のため、美作広域農業普及指導センターが同地区に実証ほ場を設置し、慣行栽培と施肥量を比較して栽培します。
同組合の河原辰男代表理事は、「田植えが終わったら稲作の7~8割が終わったようなもの。あとは水管理と天候次第。お年寄りから小さな子供まで笑顔で食べられる米を作りたい」と意気込みを語りました。刈り取りは9月下旬から10月上旬にかけて行います。
田植え機が入らない場所は、手植えで補植を行います。機械化によってしない農家も増えていますが、きれいに苗がそろった美しい田んぼにするため、そして少しでも収量アップに貢献するため頑張っています!