ＪＡ晴れの国岡山船穂町花き部会は１１月中旬、愛知県の田原市スイートピー生産供給力向上協議会の視察を受け入れました。スイートピー生産する木下さんのハウスで、自身が自作し運用する自動制御システムを紹介しました。
木下さんは２０００年の就農当初からシステムを自作し運用。自動巻き上げ機によるハウスの開閉、自動かん水システム、暖房機とヒートポンプの稼働などを自動制御して効率化を図っています。
同協議会は、近年の気候変動の影響による品質低下に対応するため、環境測定データを活用し、技術の見える化にも取り組んでいます。２０年間のデータ蓄積を持つ木下さんが、ハウス内の環境測定データを集めるためのセンサーの試験などノウハウを説明し、スイートピー生産について意見を交わしました。
同協議会は「部会平均の倍以上もあるほ場を管理しているのに、よく手が行き届いていて驚きだ」と話しました。