新見市のＪＡ晴れの国岡山の直売所「あしん広場」で大型トウガラシ「福耳」が辛党から人気です。

少量多品目を生産する直売所ならではの個性的な野菜の１つとして定着。自家製の調味料や香辛料に加えたり、炒め物や焼き肉、バーベキューの食材にしたり家庭で多彩に楽しめます。肉厚でピリッとほどよい辛さが癖になると出荷を心待ちにする買い物客も。
栽培は、珍しい品目も取り入れて農家所得につなげてもらおうとＪＡが出荷会員に提案。苗の注文から斡旋し、今年は新見市内の１３人が１８０本を栽培しています。鳥獣害が少なく作りやすく、家庭菜園でも秋まで安定して収穫できると好評です。
生産者の中山さんは、今年も３０本ほどを栽培します。家族でおいしく食べてもらえる野菜を作りたいと、自らの辛党も高じて植えたのが始まりです。夏場でも食欲をそそり、食卓に欠かせない存在として、収穫の時期から辛さを見計らって出荷します。
中山さんは「植えるからにはよいものを作り、夏バテ予防に貢献したい」と話します。