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ブドウ販売額70億円突破
JA晴れの国岡山のブドウ販売額が2021年産で初めて70億円の大台を突破しました。くだもの王国岡山を代表する重点品目として県内で広く生産する強みを発揮。「ピオーネ」「シャインマスカット」を中心に品種や作型によるリレー出荷で全国の主要市場へ長期安定的に流通させました。各産地と県内直売所を結ぶ「晴ればれ直行便」による直接販売の拡大も後押しました。
同JA管内では、岡山東、岡山西、倉敷かさや、びほく、新見、真庭、津山、勝英の8統括本部にある45組織が大粒系ブドウを中心に約740㌶を栽培します。南は瀬戸内沿岸の平野部から内陸の吉備高原、北の中国山地まで標高差や気温差を生かし、ハウス、露地の作型を組み合わせて5月下旬から12月末まで長期出荷。首都圏や京阪神、近隣市場などを中心に前年を上回る4,959㌧を仕向け、県南部のスーパーや直売所には独自に常設した売り場が人気を集めました。
平均1㌔単価は1,439円と前年を上回り、新型コロナウィルス下でもギフト、家庭、輸出など幅広い消費に支えられました。販売金額は全統括本部で前年比6~25%伸ばし、全体で71億3,637万円を売り上げました。
営農担当の山本日吉司常務は「生産者の努力の積み重ねと結集によって質・量ともにまとまった。高度な生産技術を全体に普及させるとともに、輸出も視野に県内から海外まで積極的に販売していきたい」と展望します。
本年度は第51回日本農業賞・集団組織の部で管内の船穂町ぶどう部会が大賞に輝きました。同部会は約9億8,000万円を販売。加温ハウス栽培の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」「シャインマスカット」を主体に農家1戸当たり平均900万円超を売り上げました。今年も6月からの計画的な出荷を見据え、昨年12月下旬に加温を始め、枝管理を本格化させています。
浅野三門部会長は「燃油高騰でコスト高だが、加温栽培の生育は順調。さらなる模範となれるブドウ作りを追求していきたい」と張り切ります。
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