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こだわりの赤い桃で新商品/阿新桃部会
桃の味わいを楽しめる新商品「桃赤」
JA晴れの国岡山阿新桃部会は、新見市の赤い桃を使ったジュースとリキュール「桃赤(ももか)」を売り出しました。果皮がほんのり赤く色づく桃づくりのこだわりを新商品に込めました。
白桃が主流の県内で唯一の赤い桃の産地で、市南部に広がるカルスト台地の水はけや日当たりを生かし、半世紀余りにわたって培ってきました。今は54人が「白鳳」「浅間白桃」「川中島白桃」など22㌶を栽培。畑にシルバーマルチを敷いて夏の日差しを反射させ、色づきや糖度アップにつなげています。
新商品は市内の酒造会社など県内業者と共同で開発。豊かな風味と香り、果肉の食感も楽しめるやさしい味わいに仕上がりました。
新型コロナウィルス禍で消費宣伝や対面販売などが制限される中、産地の生産意欲の喚起とPRのため商品化に着手。新見農業普及指導センターやJAと協力し、試作や消費者アンケートを重ね、2年がかりで完成させました。名前は公募で選びました。
初回はジュース、リキュール各500本を製造。10月中旬にJAが同市で開いた収穫感謝祭で完成発表を兼ねて先行販売しました。1瓶500mlに果実2個分が入り、地域住民は「地元の桃をジュースでも味わえ贅沢」と話しました。
JAあしん広場やAコープあしん店でも販売を予定しています。
長岡一郎部会長は「産地に息づく赤い桃の知名度を高め生産を盛り上げたい」と期待します。