


津山の方言で「ごんご」と呼ばれるカッパ。その愛らしいキャラクター「ごんちゃん」が焼き印された瓦せんべいが次々と焼き上がります。ひとつひとつの作業が丁寧に人の手で行われます。ここは、社会福祉法人津山みのり学園敷地内にある障害福祉サービス事業所「セルプみのり」の加工場。瓦せんべいの製造は40年ほど前に始まり、職員と利用者によって伝統の味が受け継がれてきました。津山市地産地消センター「サンヒルズ」でも多くのリピーターに支えられるおなじみの商品です。
地域に根ざしたものをと津山産のブランド小麦「津山のほほえみ」に切り替え約10年。素朴で懐かしいと評される味はそのままに、キメ細かで口当たりがよくなったと評判です。製造作業の指導に当たる佐古浩啓さんは「自信を持ってお届けするために、日頃から味見を重ねて商品にブレがないよう努力しています」と話します。
「セルプみのり」では、丸型のせんべいも受注に応じて製造。ハチミツ・ピーナッツ・チーズ・トウガラシなど多彩な味を展開しています。さらに、クッキー・バームクーヘン・マフィンなども商品化。全てに「津山のほほえみ」を使用し、地域の味としての魅力を深めています。素朴さに秘められた「愛される製品を長く作り続けたい」という熱意を感じてください。


豊かな小麦の香りが特長の「津山のほほえみ」

「そっ」は津山の方言で「どうぞ」「召し上がれ」の意味

せんべいから洋菓子まで多彩な商品を企画・製造
☎0868-27-7131
【営業時間】9:00~17:00
【休日】年末年始


高橋 美千子・ 矢内 信夫・ 金本 沙織

野菜を種類ごとではなくあえてバラバラに配置。色とりどりの楽しみを

漬物の豊富さも自慢のひとつ。ごはんに添えてどうぞ

10月頃には新ショウガがずらり。加工品もいろいろ

ナシ農家が収穫したナシを使って生み出した加工品

高原で生産される高品質な卵は大人気

きめ細やかで口触りが滑らかな津山産の小麦粉
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