晴ればれ直行便 - JA晴れの国岡山

生産者と消費者を直接結ぶことを目的に、産地の選果場と直売所をつなぐJA晴れの国岡山の直行便。米、野菜、肉、そして岡山が誇る白桃が、収穫シーズンの到来とともに運行を開始。どこよりも新鮮な白桃を載せた「選果場発！ぴちぴち直行便」が、4カ所の選果場から県内各所の直売所へと向かいます。
「まずは岡山の人に岡山の桃を食べてもらいたい」と県内での消費拡大を目指し、地産地消を推進します。

岡山の桃

生産者が朝収穫し、粗選別した後に選果場に持ち込んだ桃は、まず目視により「規格内」と「加工用」に振り分けられます。規格に合うものはレーンに乗せられ、直ちに光センサーによる糖度測定と玉の大きさを確定する重量チェックを経て等級が決まります。桃は確定したランクごとに人の手で丁寧に箱詰めされ、直行便のトラック等に荷積みされると、各直売所の店頭に最短でその日のうちに並びます。選果場との連携により、スピード感のある配送を可能にしました。

この直行便ができる以前には、吉備路地区の桃が集まる山手直売所のように産地に近い直売所に商品が集中し、お客様は遠路からでもわざわざ足を運ぶ必要がありました。直行便の運行で「遠くに車を走らせずとも、最寄りの直売所で産地直送の鮮度の高い桃がお手頃価格で買える」ことが実現し、CO₂削減にも貢献しています。

生産から販売まで一貫してJAが手がける

生産から販売まで一貫してJAが手がける

生果はもちろん、地元メーカーとコラボしたオリジナル白桃商品も増えました。そのきっかけはフードロスへの取り組みです。デリケートな白桃は触っただけで変色しやすく、わずかなダメージで選果落ちするものが少なくありません。活用用途が限られていた規格外の桃を、加工業者や地元メーカーと協業することで、ピューレやスイーツとして活かすことに成功。６次産業化を推し進め、農家所得の増大にもつなげます。

桃の商品の数々

サイズが規格外、表面にダメージがある等の理由で選果落ちした白桃を
無駄なく活かすため、地元メーカーに協力を求めて新たな白桃商品を開発。
生果とあわせて、岡山の桃の魅力を全国に発信します!!

白桃のピューレや桃を生地に入れ、どのようにバームクーヘンの美しい層にしていくかが課題でした。風味豊かな岡山県産の桃が感じられるバームクーヘンです。凍らせてもアイス感覚でとてもおいしいので、ぜひご賞味ください。

バームクーヘン専門店オリジン
谷中タニナカ真由美マユミさん

桃は冷凍にすると風味や味が落ちるという難題に挑み、自社牧場で育てたジャージー牛のしぼりたてミルクと香りのよい白桃を詰め込んだジェラートが完成しました。

ジェラート醍醐桜
山本ヤマモト英伸ヒデノブさん

特産の白桃の出荷に合わせて直売所店頭販売を始めました。
生果に加え、地元メーカーとコラボしたオリジナル商品、関連する白桃商品を取り揃えております。
7月上旬〜8月上旬まで山手直売所・百菜市場和気店・玉島北直売所で開設しています。
※成育により時期の変動があります。

次世代を担う子ども向けに、白桃と岡山になじみの深い桃太郎に扮したJAキャラクターが描かれたテントやのぼりなどを設置。どこから見てもわかりやすく、活気ある明るい売り場です。

白桃バームクーヘン

白桃じぇいえいらーと

生産者、消費者、地元メーカー、JAの皆んなが喜ぶ四方よしの実現に近づき、地域経済の活性化と、活力ある農業に繋げていきたいと考えています。

食べておいしい、しかも花がきれいということで桃農家を目指し、新規就農して22年目になります。1ヘクタールの農場で約10種類を生産し、7月〜9月のはじめ頃まで収穫期が続きます。
直行便により、これまで地元だけで販売していた桃が離れた直売所に届くことで、吉備路地区の桃を広く知っていただけるようになりました。まずは岡山県内の方々に食べてもらいたいと思います。それでおいしいと感じていただけたら、ギフト用にとつながるはずですから!

生産者板敷イタシキ隆史タカフミさん　